南砺市議会 > 2020-01-28 >
02月27日-01号

  • "SDGs未来都市"(/)
ツイート シェア
  1. 南砺市議会 2020-01-28
    02月27日-01号


    取得元: 南砺市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-15
    令和 2年  3月 定例会(第1回)南砺市告示第10号   南砺市議会3月定例会の招集について 地方自治法(昭和22年法律第67号)第101条第1項の規定により、令和2年南砺市議会3月定例会を次のとおり招集する。 令和2年1月28日                           南砺市長 田中幹夫                記  1 期日   令和2年2月27日(木)  2 場所   南砺市役所福光庁舎 議場議事日程(第1号)                   令和2年2月27日(木)午前10時 開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期決定の件日程第3 議案第1号 令和2年度南砺市一般会計予算     議案第2号 令和2年度南砺市バス事業特別会計予算     議案第3号 令和2年度南砺市国民健康保険事業特別会計予算     議案第4号 令和2年度南砺市国民健康保険診療所事業特別会計予算     議案第5号 令和2年度南砺市後期高齢者医療事業特別会計予算     議案第6号 令和2年度南砺介護事業特別会計予算     議案第7号 令和2年度南砺訪問看護事業特別会計予算     議案第8号 令和2年度南砺市工業用地造成事業特別会計予算     議案第9号 令和2年度南砺市病院事業会計予算     議案第10号 令和2年度南砺水道事業会計予算     議案第11号 令和2年度南砺市下水道事業会計予算     議案第12号 令和元年度南砺市一般会計補正予算(第5号)     議案第13号 令和元年度南砺市バス事業特別会計補正予算(第3号)     議案第14号 令和元年度南砺市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)     議案第15号 令和元年度南砺市国民健康保険診療所事業特別会計補正予算(第3号)     議案第16号 令和元年度南砺市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)     議案第17号 令和元年度南砺介護事業特別会計補正予算(第4号)     議案第18号 令和元年度南砺訪問看護事業特別会計補正予算(第2号)     議案第19号 令和元年度南砺市工業用地造成事業特別会計補正予算(第1号)     議案第20号 令和元年度南砺市病院事業会計補正予算(第2号)     議案第21号 令和元年度南砺水道事業会計補正予算(第2号)     議案第22号 令和元年度南砺市下水道事業会計補正予算(第2号)     議案第23号 南砺市市民センター設置条例の制定について     議案第24号 機構改革に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について     議案第25号 南砺市役所の位置を変更する条例の施行等に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について     議案第26号 地方自治法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について     議案第27号 南砺市利賀ふるさとの森林条例の全部改正について     議案第28号 南砺市上平自然環境活用センター条例の全部改正について     議案第29号 南砺市印鑑条例の一部改正について     議案第30号 南砺市固定資産評価審査委員会条例の一部改正について     議案第31号 南砺市の職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について     議案第32号 南砺市積立基金条例の一部改正について     議案第33号 南砺市体育施設条例の一部改正について     議案第34号 南砺市保育園条例の一部改正について     議案第35号 南砺市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について     議案第36号 南砺市利賀福祉医療センター条例の一部改正について     議案第37号 南砺市利賀活性化施設条例の一部改正について     議案第38号 南砺市温泉施設条例の一部改正について     議案第39号 南砺市道路の構造の技術的基準等を定める条例の一部改正について     議案第40号 南砺市営住宅条例等の一部改正について     議案第41号 南砺市集落排水処理施設条例の一部改正について     議案第42号 南砺市病院事業使用料及び手数料条例の一部改正について     議案第43号 南砺市地域審議会条例の廃止について     議案第44号 南砺市相倉合掌資材庫条例の廃止について     議案第45号 南砺市指定金融機関の指定について     議案第46号 第2次南砺市総合計画の策定について     議案第47号 第2次南砺市教育振興基本計画の策定について     議案第48号 第2期南砺市子ども子育て支援事業計画の策定について     議案第49号 辺地総合整備計画の策定について     議案第50号 過疎地域自立促進計画の変更について     議案第51号 辺地総合整備計画の変更について     議案第52号 財産の処分について     議案第53号 財産の減額譲渡について     議案第54号 財産の減額譲渡について     議案第55号 財産の減額譲渡について     議案第56号 市道路線の認定について     議案第57号 市道路線の変更について     議案第58号 南砺市デイサービスセンター井口デイサービスセンター)の指定管理者の指定について     承認第1号 専決処分の承認を求めることについて     報告第1号 専決処分の報告について日程第4 予算特別委員会設置件-----------------------------------本日の会議に付した事件  議事日程に同じ-----------------------------------出席議員(19人)      2番  山田清志議員        3番  中段晴伸議員      4番  川原忠史議員        5番  畠中伸一議員      6番  川口正城議員        7番  石川 弘議員      8番  竹田秀人議員        9番  中島洋三議員     10番  古軸裕一議員       11番  赤池伸彦議員     12番  水口秀治議員       13番  山本勝徳議員     14番  長井久美子議員      15番  榊 祐人議員     16番  蓮沼晃一議員       17番  向川静孝議員     18番  山田 勉議員       19番  才川昌一議員     20番  片岸 博議員欠席議員(1人)      1番  松本誠一議員-----------------------------------説明のため出席した者 市長        田中幹夫     副市長       齊藤宗人 教育長       松本謙一     代表監査委員    山崎昭夫 市長政策部長    上口長博     市長政策部担当部長 柴 雅人 市民協働部長    川森純一     市民協働部担当部長 荒木信人 ブランド戦略部長  芝井 広     ふるさと整備部長  窪田 仁 教育部長      村上紀道     地域包括医療ケア部長                              小森 典 地域包括医療ケア部担当部長      市民協働部次長   市川孝弘           井口一彦 ブランド戦略部次長 此尾治和     地域包括医療ケア部次長                              中家立雄 総務課長      長岡芳典職務のため出席した事務局職員 議会事務局長    武部輝夫     副参事・局長補佐議事調査係長                              岩本真佐美 議事調査係副主幹  山田千佳子----------------------------------- △開会 午前10時00分 △開会及び開議の宣告 ○議長(向川静孝議員) ただいまから、令和2年第1回南砺市議会3月定例会を開会いたします。 本日の会議を開きます。 議事日程は、配布いたしました日程のとおりであります。-----------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(向川静孝議員) これより、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議規則第88条の規定により、会期中の会議録署名議員に18番 山田勉議員、19番 才川昌一議員、20番 片岸博議員以上3名を指名いたします。----------------------------------- △会期の決定 ○議長(向川静孝議員) 次に、日程第2、会期決定の件を議題といたします。 お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から3月19日までの22日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(向川静孝議員) 異議なしと認めます。 よって、会期は22日間と決定いたしました。----------------------------------- △議案第1号から議案第58号まで、承認第1号及び報告第1号の上程、説明 ○議長(向川静孝議員) 次に、日程第3、議案第1号 令和2年度南砺市一般会計予算から、議案第58号 南砺市デイサービスセンター井口デイサービスセンター)の指定管理者の指定についてまで、及び承認第1号 専決処分の承認を求めることについて及び、報告第1号 専決処分の報告について以上、60案件を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 田中市長。   〔田中幹夫市長登壇〕 ◎市長(田中幹夫) 令和2年3月定例会の開会に当たり、提案理由の説明に入ります前に、最近の情勢や今後の市政運営に関する所信の一端を申し述べ、議員の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。 今月16日から4日間にわたり、「白銀の 世界をかける 風になれ」のスローガンのもと、第75回国民体育大会冬季大会スキー競技会 とやま・なんと国体2020が開催され、全国各地から大勢の選手や役員の皆様に南砺市へお越しいただきました。今年は異常気象とも言えるほどの暖冬で、直前まで開催が危ぶまれるほど積雪がなく、中止の2文字が頭をよぎったこともありましたが、私たちの祈りが天に通じたのか、1月終わりから2月上旬にかけて降雪があった上、大勢のボランティアや大会役員によりコース内に雪を運び入れるなど、関係者の熱意と努力により開催することができました。泉正文日本スポーツ協会副会長、鈴木大地スポーツ庁長官ほか、多数のご来賓の皆様には、開始式にご臨席を賜り、また競技会場にも足を運んでいただいたこと、大変光栄に思っております。 競技では、ジャイアントスラローム成年男子Cに出場した南砺市の水口雄太選手と、クロスカントリー成年男子リレーに出場した南砺市の選手3人を擁する富山県チームの優勝をはじめ、多くの選手が入賞するなど、富山県選手が大活躍し、大いに盛り上がりました。最終日最終レースのリレーでアンカーを努めた山下選手がゴールした時は、会場全体に歓喜と祝福の輪が広がった光景は、今でも鮮明に目に焼きついています。今大会は降雪が少なく心配や苦労が多かった分、終わった後の満足感も大きくなったと思います。選手の皆様、大会運営などにご尽力をいただきました関係者の皆様に深く感謝申し上げます。 さて、新型コロナウイルス感染症は、昨年12月以降、中国湖北省を中心に発生し、短期間で世界に広まりました。日本国内では先月15日に、湖北省に渡航歴のある肺炎患者からこのウイルスが検出されて以降、次々と感染者が報告されています。人から人へ感染し、症状が重篤化すれば死に至る場合もあり、現時点で治療方法が確立されていないことから、日本政府や各自治体でも、感染防止や被害拡大の阻止に向けた取り組みが行われているところであります。 南砺市におきましては現在のところ感染者の報告はありませんが、石川県内で感染者の報告があったこと、県外の感染者が南砺市内を訪れたという報告を受け、今月22日に南砺市新型コロナウイルス感染症対策本部を設置しました。感染症の拡大防止対策の検討並びに、県厚生センターとの情報共有及び相談・連絡体制の確認を行いました。また、市のホームページや市内の公共施設では、感染症対策についての啓発を進めているところです。今後は、感染が南砺市内に広がらないようにすることはもちろんのこと、誤った情報に翻弄されることのないよう、市民の皆様に正確な情報の提供に努めていきたいと思っております。 今年の暖冬や新型ウイルスの影響は、市内に暗い影を落としております。市内のスキー場は雪不足のためほとんど営業ができていないほか、南砺市の冬の風物詩である利賀そば祭りが中止に追い込まれ、内容を変更しての開催となりました。また、除雪作業を見込んでいた建設業や、スキー客、インバウンドの旅行客などを見込んでいた旅館・宿泊業でも、経営状況に与える影響が大きいと聞いております。このような中、市といたしましては、これらの理由により影響を受けた事業所等に対し、経営の助けとなる施策を準備してまいりたいと思っております。積雪が少なく市民生活には過ごしやすい日々が続きましたが、夏の水不足等の影響がないことを願っております。 次に国の情勢について申し上げます。地方の財政運営の指針となる令和2年度地方財政計画が今月4日に国会へ提出されるとともに、一般に公表されました。地方自治体の一般財源総額については、地方が人づくり革命の実現や地方創生の推進、地域社会の維持・再生、防災・減災対策等に取り組みつつ、安定的な財政運営を行うことができるよう、令和元年度を0.7兆円上回る63.4兆円が確保されたところであります。歳出面では、指定避難所災害拠点施設等の浸水対策や防災インフラ整備の推進のため、緊急防災・減災事業費の対象事業が拡充されたほか、まち・ひと・しごと創生事業費については、昨年に引き続き1兆円が確保されました。歳入面では、地方団体が地域社会の維持・再生に向けた幅広い施策に自主的・主体的に取り組むため、地域社会再生事業費地方交付税算定に組み入れられたほか、森林環境譲与税において、災害防止・国土保全機能強化等の観点から、森林整備を一層促進するため、譲与額が前倒しで増額されております。 こうした国の動きがある中で、南砺市では令和2年度から第2次南砺市総合計画がスタートします。一昨年5月に策定本部を設置し、2年をかけて計画の取りまとめを行い、このたび本定例会に上程することとなりました。計画策定の基本的な方針として、まちづくりの主体は市民であることと定め、若者、子育て中の方などに自分や子供たち、家族が住み続けたいと思う、30年後の南砺市像をイメージしてもらい、そのイメージを文章化し、今後取り組むべき施策を発想するという、いわゆる、バックキャストの手法を採用いたしました。具体的には、市民アンケートや各地域で開催されたまちづくり及び地域づくり検討会議、若者や子育て世代などの参加による未来ミーティングを通じて様々なキーワードや提案から将来像を紡ぎ、また、そのためにやるべきことを市民委員と行政職員で構成する市民会議で磨き上げ、総合計画審議会において協議いただいてまいりました。その間、議員各位をはじめとして、市民の皆様、産・官・学・金・労・言の各関係機関の皆様や応援市民からもご協力を賜り、文字通り南砺の総力を挙げて、熱い想いと議論を重ねることにより、この度、計画案ができましたことに心から厚く感謝申し上げます。この第2次南砺市総合計画では、将来像のキャッチフレーズを、誰ひとり取り残さない誰もが笑顔で暮らし続けられるまちへと定めるとともに、4つの目指すべきまちの姿を、1.未来に希望がもてるまち、2.多様な幸せを実感できるまち、3.心豊かな暮らしができるまち、4.皆で考えともに行動するまち、としております。その将来像の達成に向けてやるべきこととして、11の政策、35の具体的な施策を掲げ、計画初年度となる令和2年度には、90事業、当初予算額で約12億7,900万円を計上しております。 また、本計画の特徴といたしましては、1点目として、市民のアイデアから市民が形つくった、まさに市民による総合計画となっていること、2点目として、全分野への横断的な観点として、SDGs達成に向けた取り組み、ソサエティ5.0の活用、地域づくりへの新たな取り組み、地域のストック資産の活用という4つを掲げ、全ての施策において、これらを念頭において取り組むことで、目指す効果や効率の向上につなげること、そして、3点目として、将来像とやるべきことの関係性をわかりやすく整理しつつ、将来像の達成に向けて要点を絞り込んだ戦略型の総合計画としたことが挙げられます。本定例会で議決を賜われば、今後、将来像ややるべきことを市民に向けてわかりやすく伝えるなど、総合計画の市民への周知に努め、市民が積極的にまちづくりに参加する意識を醸成するとともに、市民とともに将来像の達成に向けて取り組み、PDCAサイクルを確実に回しながら、数値目標とKPIの向上に努めてまいります。 来年度はいよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。南砺市では、ボート競技の事前合宿を桂湖ボート場で受け入れるほか、オリンピック応援村の開催も予定しております。令和2年度は新たな事業がいくつもありますし、これまで進めてきた重要施策もありますが、それぞれ全力で取り組んでまいりたいと考えております。 それでは、提案いたしました議案について、提案理由をご説明いたします。 まず、令和2年度当初予算についてであります。 議案第1号から議案第11号までは、一般会計と7つの特別会計及び3つの企業会計の11会計について、令和2年度当初予算を調製し、議会の議決を求めるものであります。 令和2年度は、第2次南砺市総合計画に基づき、市政を運営していく第一歩となる年度にあたります。普通交付税につきましては、合併算定替えから一本算定になりますし、市税においては、景気の回復基調が緩やかな状況下とはいえ人口減少等の影響により、大きな増加は見込めないことから、歳入一般財源の確保は依然厳しい状況であります。今後の中長期的な財政見通しに基づき、引き続き健全な財政運営に努めていかなくてはなりません。 こうした中、本市は令和元年度にSDGs未来都市に選定され、2015年9月の国連サミットで採択された国際社会全体の持続可能な開発目標に基づき、誰ひとり取り残さない社会の実現を目指し、これまでの戦略事業を中心とした各種施策の効果検証のもと、事業の精査及び統廃合を積極的に行うこととしております。令和2年度の予算要求にあたっては、これまで総合戦略やエコビレッジ構想等により取り組みを進めてきた各種施策がスムーズに第2次南砺市総合計画につながる、切れ目のない予算要求となるよう指示してきました。また、公共施設再編につきましても、引き続き全庁的に取り組み、確実に進めていくよう指示したところであります。 以上により、令和2年度の一般会計予算額は前年度をやや下回る予算規模となり、325億5,000万円となりました。令和元年度当初予算と比較して、5億円、1.5%の減となります。 次に、予算編成に当たっての重点施策につきましては、第2次南砺市総合計画南砺まちづくりビジョンの目指すべきまちの姿に沿ってご説明いたします。 まず、未来に希望がもてるまちでは、子供たちへの教育や子育て環境の充実を図り、地域全体で子供たちの育みを支える体制を整えるとともに、南砺で家庭を持ちたい、子育てしたいと思う若者の希望に応え、子供たちが南砺に生まれてよかったと思える、希望に満ちあふれた地域づくりを進めます。 主な事業といたしましては、小中学校へのICT機器整備事業費8,757万円、出生祝金事業費2,500万円、放課後児童クラブ事業費4,493万円、あなたと私を結ぶ赤い糸プロジェクト事業費912万円など、学校教育環境の充実や、子育て支援、結婚・出会いの場の創出などに重点的に予算化しております。また、(仮称)井口地域義務教育学校新築事業には1億4,907万円を計上しております。校区外の児童生徒の転入を認める特認校制度を採用することで、現在の井口小・中学校の複式学級を解消し、児童生徒が多様な考え方に触れることにより、未来に向かって切磋琢磨していくことを目指します。あわせて、井口地域小中一貫校設置協議会において、市内小中学校の一貫教育のモデルとなるよう、先陣的な役割を担う魅力ある学校教育について協議していきます。 次に、多様な幸せを実感できるまちでは、地域に愛着をもち、互いに尊重し合い、安心とやすらぎを感じて生活していくことができ、いつまでも、南砺で暮らしていたいと一人でも多くの人に思ってもらえるよう、福祉や医療の充実を図るほか、年齢や性別、国籍をはじめ、多様な生き方や考え方などを受け入れ、個性を認め合い、幸福感が得られる社会の構築を図り、自身の人生を振り返ったときにこのまちに住んでいてよかったと思えるような地域づくりを進めます。主な事業といたしましては、軽度要介護者を対象とした訪問型サービスB事業費52 万円、学齢期の肥満対策である学生健診事業費322万円、外国人児童生徒への支援事業費419万円など、地域包括医療ケアの充実や多様性を認める社会の構築などに重点的に予算化しております。 次に心豊かな暮らしができるまちでは、市民が、豊かな自然や人のつながりのなかで南砺の暮らしを楽しみ、また、若者が南砺に住みたくなるような新たな魅力づくりを進めるほか、ワーク・ライフ・バランスの実現と多様な働き方への支援を図り、都市基盤の充実をはじめ、地域活力を支える産業の振興や後継者の育成に取り組みます。また、市民が暮らしやすさを実感し、市外で暮らす方が南砺に興味をもち、移住や関係人口の増加につながる取り組みを進めます。 主な事業といたしましては、起業家育成支援事業費1,623万円、定住支援事業費3,000万円、企業立地奨励事業費7,472万円、新規就農研修支援事業費150万円など、市内への移住・定住や、新たな起業に向けての支援などに重点的に予算化しております。 次に皆で考えともに行動するまちでは、地域への愛着や誇りの醸成、地域づくりを担う人材の育成を図るとともに、情報共有やコミュニケーションの充実、参加したくなるまちづくり方策を、皆で考えともに行動することで、市民と行政の協働による開かれたまちづくりを推進します。 主な事業といたしましては、ふるさと教育推進事業費220万円、SDGs普及啓発活動推進事業費164万円、住民自治推進交付金事業費2億4,973万円、住民自治組織強化事業費72万円など、市民の皆様が参加したくなるまちづくり、南砺市に誇りを持っていただける事業に重点的に予算化しております。 このほかに挙げられる主な事業を目的別にお示しします。 総務費では、福光庁舎太陽光発電設備設置工事として9,710万円を計上しております。平常時は統合庁舎の電気料を節約できるほか、非常時の電源確保を目的として設置するものです。あわせて、庁舎の照明器具の一部LED化も行いますので、器具の長寿命化や電気料の削減ができるものと考えております。 民生費では、福野児童センターアルカス規模修繕工事に、2,892万円を計上しております。平成7年の建築から20年以上が経過し老朽化が著しいため、大規模修繕により児童の安全安心な活動場所を確保します。 労働費では、なんと企業訪問バスツアーに44万円を計上し、大学生等若者の地元就職を促進し、市内企業での人材確保を図るため、就職を控える学生やその保護者に、市内事業所の魅力の理解促進を図ってまいります。 農林水産業費では、あんぽ柿共同加工施設導入事業に2億4,489万円を計上し、南砺市特産のあんぽ柿の品質均一化が可能である高度な加工能力を備えた共同加工施設を整備することにより、販路拡大に向けた高規格商品の増加及び売上額の増加を図り、生産者の所得向上につなげるものであります。また、新規就農者のための農業機械や施設整備を目的としたとやま型農業経営支援事業には1,946万円を計上しております。ほかにも、イノシシ対策として新たに通年設置型の進入防止柵への支援制度を創設し、進入防止柵設置支援事業に200万円を計上しました。金網等の恒久柵を設置することにより、侵入防止効果の向上と設置者負担の軽減を図ります。 土木費では、平成29年度に策定した道路整備等の5カ年計画を、社会資本整備総合交付金や電源立地地域対策交付金等を活用して、道路施設や消融雪施設の整備を着実に進めてまいります。除雪機械整備事業には1億3,100万円を計上し、機械の老朽化やリース車両に対応するため、計画的に配備、更新を行い、冬期間の市民の皆様の生活路線の確保に万全を期してまいりたいと思います。(仮称)城端サービスエリアスマートインターチェンジ整備につきましては、設計の負担金1,200万円を計上し、令和5年度末の完成に向け、事業を進めていきます。 消防費では、老朽化した大鋸屋分団理休車庫新築工事等、消防施設管理費1,380万円を計上したほか、消防団に配備されている消防ポンプ車等を計画的に更新する経費として1,947万円を計上しております。 教育費では、福光中部小学校長寿命化改修の第4期工事5億8,383万円を計上しました。計画的に実施してきているもので、今年度が最終年となります。また、令和5年の棟方志功生誕120年までに、未整理となっている棟方志功関連資料について、調査・整理及びデータ化する経費326万円を計上しました。現在所蔵する棟方作品を含め、作品展示の幅が広がることを期待しております。 次に、歳入の状況ですが、市税では、県内経済の状況、家屋新増築の状況、収納率の見込み等を総合的に検討した結果、昨年と比べ5,986万円、0.9%の増を見込んでおります。また、地方法人課税における偏在是正措置により、令和2年度から新設される法人事業税交付金に2,680万円を計上しております。地方消費税交付金につきましては、幼児教育・保育の無償化に係る財源分の増加等を見込み、1億1,900万円、13.2%の増としております。普通交付税については、一本算定の影響額を勘案したほか、算定に組み入れられる地域再生事業費や公債費を見込み、4億円の増としました。国庫支出金では、社会資本整備総合交付金や地方創生推進交付金の増などにより、3億7,390万円の増となりました。県支出金では、強い農業・担い手づくり総合支援交付金などの増により、1億5,748万円の増となりました。繰入金では、統合庁舎整備のために繰り入れた合併地域振興基金繰入金が皆減になったことなどから、特定目的基金の繰入額は7億7,707万円の減となりました。市債については、後年度の元利償還に対して地方交付税措置のある有利な起債を厳選するとともに、中長期的な財政見通しを踏まえ、実質公債費比率の推移にも配慮いたしました。 次に、特別会計ですが、バス事業特別会計では、市営バス運行業務委託において路線の追加があったこと、また、市営バス車両2台の更新等により、前年度比1,350万円の増となりました。国民健康保険事業特別会計では、医療給付費の伸率を過去3年間の平均を元に試算した結果、9,330万円の増となり、また、国民健康保険診療所事業特別会計では、給与費や公債費の増額等により2,780万円の増となりました。後期高齢者医療事業特別会計では、広域連合に納付する保険基盤安定分納付金や保険料納付金が、令和元年度における実績見込みを勘案して増額となる見込みであることから1,240万円の増、介護事業特別会計では、デイサービスセンター指定管理料の増額により780万円の増、訪問看護事業特別会計では、給与費の減等により、120万円の減、工業用地造成事業特別会計では、吉江中工業用地造成事業の終了により、1億6,820万円の大幅な減となっております。以上により、特別会計の合計は81億1,710万円となり、令和元年度当初予算と比較して1,460万円、0.2%の減となります。 次に、企業会計ですが、病院事業会計では、収益的支出において、器械備品の減価償却費の増加が見込まれることから、1億3,995万円の増となりました。資本的支出では、医療機器購入費の減などにより、7,494万円の減となりました。水道事業会計では、収益的支出において、漏水等の調査費や修繕料の減などにより5,261万円の減となりました。資本的支出では、給与費や企業債元金償還金、他会計貸付金などの増加が見込まれることにより5億2,757万円の増額となりました。下水道事業会計では、収益的支出において、企業債利子償還金が減額となることから、7,496万円の減となりました。資本的支出では、農業集落排水事業管渠整備費や流域下水道負担金が減額となり、1億7,385万円の減となりました。以上により、企業会計の合計は154億5,957万円となり、令和元年度当初予算と比較して2億9,116万円、1.9%の増となります。 一般会計、特別会計、企業会計を合わせた予算総額では、561億2,667万円で、令和元年度当初予算と比較して、2億2,344万円、0.4%の減となりました。 次に、令和元年度補正予算についてであります。 議案第12号から第22号までは、一般会計、7特別会計及び3企業会計について、令和元年度補正予算を調製し、議会の議決を求めるものであります。 今回の一般会計補正予算では、補助事業採択等による新規事業、事業費の確定に伴う精査、基金積立等について計上し、補正額は、10億7,449万4,000円の増額としました。これにより累計額は357億9,419万7,000円となります。 まず、一般会計補正予算について、主なものをご説明いたします。 国県補助金の採択に伴う事業につきましては、水田農業経営体活性化対策費に1,446万円を計上し、先進的な農業経営の確立に意欲的な地域の担い手である2経営体に対し、農業機械等の導入を支援してまいります。新規事業では、今年度から譲与される森林環境譲与税について、来年度以降の森林整備や調査等に備えるため、新たに設置する基金への積立金1,770万円を計上しております。事業費の精査につきましては、本年度の予算執行状況を勘案した予算の精査を行っております。また、後年度の財源調整として、各種基金に所要の積み立てを行います。 補正予算の歳入につきましては、市税、地方特例交付金、普通交付税、前年度繰越金などにより一般財源を調整するとともに、基金繰入金等の調整を行いました。 次に、特別会計補正予算の概要を申し上げます。 バス事業特別会計では、バス運行管理業務委託料等の精査を行うとともに、前年度繰越金を一般会計に繰り出すこととしたことにより1,257万円の増、国民健康保険事業特別会計では、保険給付費の実績見込額の精査等により、7,159万円の増となりました。国民健康保健診療所事業特別会計につきましては、人件費や入札差額等事業費の精査に加え、前年度繰越金を一般会計に繰り出すこととしたことにより582万円の減、後期高齢者医療事業特別会計では、広域連合納付金の精算や前年度繰越金を一般会計に繰り出すこととしたことにより2,812万円の増、介護事業特別会計では、人件費や指定管理料の精査に加え、前年度繰越金を一般会計に繰り出すこととしたことにより1,529万円の増となりました。訪問看護事業特別会計では、人件費の精査に加え、今後不足が見込まれる人件費など10年分に相当する額を財政調整基金を積み立てたことにより1億4,864万円の増、工業用地造成事業特別会計では、事業の進捗状況による精査により1億5,562万円の減となりました。 次に、企業会計についてご説明いたします。 病院事業会計では、収益的支出においては医師紹介斡旋委託料の精査に伴い減額、資本的支出においては看護学生修学資金の貸与者確定に伴い減額となっております。水道事業会計では、収益的支出において、給水鉛管取替工事による舗装復旧工事等の精算に伴い減額しております。下水道事業会計では、収益的支出において、受託工事や修繕費の精算に伴い減額、資本的支出においては建設事業の完成による精査及び、流域下水道建設負担金の確定による事業費の精算により減額となっております。 条例議案では、議案第23号の南砺市市民センター設置条例の制定についてをはじめ制定が4件、議案第27号の南砺市利賀ふるさとの森林条例の全部改正についてをはじめ全部改正が2件、議案第29号の南砺市印鑑条例の一部改正についてをはじめ一部改正が14件、議案第43号の南砺市地域審議会条例の廃止についてをはじめ廃止2件を提出しております。 その他の議案といたしましては、議案第45号南砺市指定金融機関の指定についてをはじめ14件の議案を提出しております。 承認第1号は、令和元年度南砺市一般会計補正予算(第4号)について、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分いたしましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものであります。 報告第1号は、1件につき100万円以内の損害賠償の額の決定及び和解3件について専決処分を行いましたので、地方自治法第180条第2項の規定によりこれを報告するものであります。 以上、本定例会に提出いたしました議案について提案理由を説明いたしましたが、慎重ご審議の上、適切な議決を賜りますようお願い申し上げます。-----------------------------------予算特別委員会設置の件 ○議長(向川静孝議員) 次に、日程第4、予算特別委員会設置の件を議題といたします。 お諮りいたします。令和2年度予算に関し、議員全員をもって構成する予算特別委員会を設置し、議案第1号 令和2年度南砺市一般会計予算から、議案第11号 令和2年度南砺市下水道事業会計予算までの11案件については、委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(向川静孝議員) 異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。 南砺市議会委員会条例第9条第1項の規定により、予算特別委員会の委員長及び、副委員長を互選するため、予算特別委員会を招集いたします。 暫時休憩をいたします。 午前10時45分から会議を再開いたします。 △休憩 午前10時37分------------- △再開 午前10時45分----------------------------------- △正副委員長互選の報告 ○議長(向川静孝議員) 会議を再開いたします。ご報告いたします。 休憩中に予算特別委員会が開催され、委員長及び副委員長の互選が行われましたところ、委員長に片岸博議員、副委員長に長井久美子議員がそれぞれ選任されましたので、ご報告いたします。----------------------------------- △休会について
    ○議長(向川静孝議員) 次にお諮りいたします。議案調査のため、2月28日、3月2日及び3月3日、4日の4日間は、休会といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(向川静孝議員) ご異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたしました。----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(向川静孝議員) 以上で本日の日程は終了いたしました。 次回の本会議は、3月5日午前9時30分に再開し、市政一般に対する質問並びに各議案に対する質疑を行います。 本日はこれをもって散会いたします。 皆様ご苦労さまでした。 △散会 午前10時46分...